大石神社は青森県弘前市の神社。岩木山の北東麓に位置する。
古くは岩木山を奥社とする下居宮が十腰内に建立されていたが、寛治5年(1091)に岩木山神社が勧請されたことで祭祀が移り、その跡地には厳鬼山御西方寺観音院が開かれ、巨石大石明神の信仰が高まった。慶長17年(1612)、越中守信牧公が赤倉山御祈願所としてその大石明神を勧請したのが創祀とされる。
鳥居をくぐり右手参道を進むと赤倉山神社、そのまま次の鳥居をくぐると大石神社となる。
御神体である大石(磐座)は陰陽石であったため、子授け安産の神、縁結びの神として信仰されている。