榛名神社(はるなじんじゃ)は、群馬県高崎市(旧群馬郡榛名町)にある神社である。式内社で、旧社格は県社。上野国六宮とされる。
赤城山・妙義山と共に上毛三山の一つとされる榛名山の神を祀る神社で、現在の主祭神は火の神・火産霊神と土の神・埴山姫神である。水分神・高靇神・闇靇神・大山祇神・大物主神・木花開耶姫神を合せ祀る。
中世以降は「満行権現」と称され、「元湯彦命」が祭神とされていた。『榛名山志』には東殿・饒速日尊、中殿・元湯彦命、西殿・熟真道命と記されている。明治元年に現在の二柱に改められた。
鎌倉時代、榛名山御師の活動により榛名神社の信仰が広められた。やがて榛名宮は建長七年(1255年)沼田郷鎮守と崇められ、正応三年(1290年)鐘が鋳造され奉納されたという記録がある。また永仁六年(1298年)、上野国神名帳に寶高大明神(武尊様)、薄根大明神(天神様)の名がみえまた、一書には武尊様は九世紀、ホタカ山から御神体として石を持ってきて現在の沼田公園内にお祀りしたとある。
最大のパワースポットと言われる御姿岩に代表される奇岩怪石が見所。榛名神社のある榛名山は、山の神 ダイダラボッチが作ったという伝説がある。
御神水に浸すと文字が浮かんでくるおみくじがある。
群馬県高崎市榛名山町849