出雲大社(いずもおおやしろ、いずもたいしゃ)は島根県出雲市にある神社である。正式名称は「いずもおおやしろ」であるが、一般には「いずもたいしゃ」と読まれる。明治維新に伴う近代社格制度下において唯一「大社」を名乗る神社であった。
縁結びの神様としても知られ、神在月(神無月)には全国から八百万の神々が集まり神議が行われる。「神在祭」と呼ばれ、旧暦10月11日~17日。二拝四拍手一拝の作法で拝礼する。四拍手による参拝は出雲大社と宇佐神宮のみ。
日本神話によれば、大国主神が天津神に国譲りを行う際、その代償として、天孫が住むのと同じくらい大きな宮殿を建ててほしいと求め、造営されたのが出雲大社の始まりであるという。古代より杵築大社(きづきたいしゃ、きづきのおおやしろ)と呼ばれていたが、明治4年(1871年)に出雲大社と改称した。
境内摂社の素鵞社(そがのやしろ)がパワースポットといわれる。御祭神の素戔鳴尊(すさのおのみこと)は天照大御神の弟神で、出雲国の肥河上での八岐の大蛇退治で知られる。
松並木の参道が終って銅鳥居をくぐる手前右手にある「ムスビの御神像」も縁結びスポットとして知られる。大国主大神が海神から「幸魂奇魂」のお蔭を授かり神性を養われ、「ムスビの大神」となった場面を表している。
神楽殿へ向かう道すがらにある「さざれ石」も隠れパワースポットだという。岐阜県春日村の石灰質角礫岩で、長い年月の間に溶解した石灰石が多くの小石を集結して次第に大きく生長したもの。
平成の大遷宮を記念して境内に「うさぎ石像」を建立されているが、本殿裏の二羽のうさぎ像がパワースポットと言われている。
島根県出雲市大社町杵築東195
地 大地・地球を意味し、固い物、動きや変化に対して抵抗する性質です