大神神社(おおみわじんじゃ)は奈良県桜井市にある神社である。大和国一宮で中世には二十二社の中七社のひとつとされた。三輪明神、三輪神社とも呼ばれる。
大物主大神(おおものぬしのおおかみ)を祀る。日本神話に記される創建の由諸や大和朝廷創始から存在する理由などから「日本最古の神社」と称されている。日本国内で最も古い神社のうちの1つであると考えられている。
三輪山そのものを神体(神体山)として成立した神社であり、今日でも本殿をもたず、拝殿から三輪山自体を神体として仰ぎ見る古神道(原始神道)の形態を残している。自然を崇拝するアニミズムの特色が認められるため、三輪山信仰は縄文か弥生にまで遡ると想像されている。拝殿奥にある三ツ鳥居は、明神鳥居3つを1つに組み合わせた特異な形式のものであるが、日本唯一のものではなく、他にも三ツ鳥居は存在する。
御神体である三輪山へも登拝できる。大神神社の摂社狭井神社で申し込み、登拝証の襷(たすき)を掛けて登拝する。頂上付近には磐座(いわくら)が散在する。
大物主大神は蛇の形で信仰され、境内には白い蛇が棲むといわれている「巳の神杉」がある。
狭井神社の「狭井」とは、神聖な井戸・泉・水源を意味し、そこに湧き出る霊泉は、古くから「くすり水」として信仰されてきた。拝殿奥にある薬井戸からは、万病に効くといわれる御神水が湧き出ている。
境内には二つ仲良く並んでいることから「夫婦岩」と呼ばれる岩がある。室町時代の『三輪山絵図』では「聖天石」と称し、富貴敬愛を祈ると記されている。夫婦円満、子授け、縁結び、恋愛成就などの御利益があるという。
御祭神の大物主大神は「因幡の白うさぎ」を助けたことでも知られるが、このことから大神神社参集殿には「なでうさぎ」がある。このうさぎを撫でると、手足の痛みをとってくれるという。
大神神社の本殿から、狭井神社に向かうまでに鎮女池(しずめいけ)という池があり、市杵島神社が祀られている。ここもパワースポットだという。
奈良県桜井市三輪1422
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