分杭峠(ぶんぐいとうげ)は、長野県伊那市と下伊那郡大鹿村の境界に位置する標高1,424mの峠。静岡県浜松市の秋葉神社へ向かう街道として古くから利用された秋葉街道の峠の一つである。
秋葉街道は西日本の地質を内帯と外帯に二分する中央構造線の断層谷を利用した街道であり、分杭峠は中央構造線の谷中分水界にあたる。
分杭峠は、一部の人々から「健康に良い『気』を発生させるゼロ磁場地域である」と言われ、マイナスイオンブームの際にマスコミに取り上げられた。
中国の気功師・張志祥が来日した際、分杭峠に「気場」を発見したとされる。
日本最大、最長の巨大断層地帯である中央構造線の真上にあり、2つの地層がぶつかり合っている、という理由から「エネルギーが凝縮しているゼロ磁場であり、世界でも有数のパワースポットである」とされている。2009年にテレビ・ラジオや雑誌で分杭峠のゼロ磁場が大きく取り上げられ、分杭峠に来る観光客が急増した。
分杭峠の水がゼロ磁場の秘水として販売されている。血液のph7.4と同じ数値の弱アルカリ性だという。
長野県伊那市
空 天空(そら)のことであり、また、仏教の思想の空のことでもあります