中山神社(なかやまじんじゃ)は埼玉県さいたま市見沼区中川にある神社である。中氷川神社とも呼ばれ、氷川神社(大宮区)・氷川女体神社(緑区)とともに一体の氷川神社を形成していたという説がある。
当社は、氷川神社と氷川女体神社の直線上にあり、広大な見沼を挟んでちょうど中間に位置する。太陽は夏至に西北西の氷川神社に沈み、冬至には東南東の氷川女体神社から昇るという、稲作で重要な暦を正確に把握するための意図的な配置となっている。
これらから、3社で一体の氷川神社を形成し、見沼を神池「御沼」として広大な神域を有していた、とする説がある。
境内の御火塚は、12月8日の神事・鎮火祭の名残。鎮火祭の火によって「中氷川」の氷が溶けて、当地を中川と呼ぶようになったと伝わる。
埼玉県さいたま市見沼区中川145-65