松尾大社(まつのおたいしゃ)は、京都市西京区にある神社である。旧称松尾神社。
大山咋神と中津島姫命を祀る。中津島姫命は市杵島姫命の別名とされるが、異説もある。
背後の松尾山(223m)に古社地があり、山頂に近い大杉谷に磐座とされる巨石がある。5世紀ごろ、渡来人の秦氏が山城国一帯に居住し、松尾山の神(大山咋神)を氏神とした。
大宝元年(701年)、勅命により秦忌寸都理(はたのいみきとり)が現在地に社殿を造営し、山頂附近の磐座から神霊を移し、娘を斎女として奉仕させた。以降、明治初期に神職の世襲が禁止されるまで、秦氏が当社の神職を務めた。
境内に霊亀の滝がある。
境内の「相生の松」がパワースポットと言われている。雌雄根を同じくする樹齢350年を数える古木。昭和31、32年に天寿を全うし、現在は名松の大株を見ることができる。夫婦和合・恋愛成就の象徴といわれ、厚い信仰を集めている。
京都府京都市西京区嵐山宮町3