田縣神社(たがたじんじゃ)は、愛知県小牧市にある神社である。
境内には、男根をかたどった石などが、多数祀られている。
毎年3月15日に奇祭として有名な「豊年祭」が行われる。「ほうねんさい」または「ほうねんまつり」と読み、別名「扁之古祭(へのこ祭)」ともいう。男達が「大男茎形(おおおわせがた)」と呼ばれる男根をかたどった神輿を担いで練り歩き、小ぶりな男根をかたどったものを巫女たちが抱えて練り歩く。それに触れると、「子どもを授かる」と言われている。
この祭事は、男根を「天」、女陰を「地」と見立て、「天からの恵みにより、大地が潤い、五穀豊穣となる事と子宝に恵まれる」事を祈願する祭事である。春に行われる理由は、「新しい生命の誕生」をも意味するからである。毎年このお祭りには多くの観光客が訪れるが、近年外国人に非常に人気が高く、外国人観光客も多く訪れる。
なお、少し離れた場所にある犬山市の大縣神社「豊年祭」(別名「於祖々祭(おそそ祭)」)が対になっており、こちらは女陰をかたどった山車などが練り歩く。
おみやげ品として男根をかたどった飴やチョコレートが売られている。
愛知県小牧市田県町152