地蔵院(じぞういん)は、京都市西京区にある臨済宗系の単立寺院。山号は衣笠山。本尊は地蔵菩薩。周囲を竹林で囲まれていることから竹の寺の通称で知られる。一休宗純は幼少時、この寺で修行したと伝えられる。
1368年(応安元年)、室町幕府管領を務めた武将細川頼之によって創建された。頼之は碧潭周皎(へきたんしゅうこう、宗鏡禅師)に帰依して出家した。実質的な開山は碧潭周皎であるが、碧潭は法兄である夢窓疎石を勧請開山としている。
南北朝時代には勅願寺となって寺運も興隆したが、応仁の乱の兵火により伽藍を焼失し寺運も衰えた。
江戸時代中期に中興され、江戸期には天龍寺に属した。もとは臨済宗に属していたが、1968年(昭和43年)に独立して単立寺院となった。
京都府京都市西京区山田北ノ町