有珠善光寺(うすぜんこうじ)は、北海道伊達市にある寺院。「善光寺跡」として国の史跡に指定されている。
伝承によれば、平安時代の天長3年(826年)比叡山の僧であった円仁(慈覚大師)が胆振国有珠郡に堂宇を建て自ら彫った本尊阿弥陀如来を安置したことが寺の開基とされている。室町時代、コシャマインの戦いの際に災され一時荒廃した。
有珠善光寺自然公園は桜の名所として知られる。樹齢190年のエゾヤマザクラは、石割桜と呼ばれ、北海道の記念保護樹に指定されている。また公園内は1000本の各種桜が順次咲くため、長期間にわたって花見を楽しむことができる。例年の桜の見頃は5月上旬~6月中旬。
北海道伊達市有珠町124