皆瀬神社(かいぜじんじゃ)は和歌山県田辺市にある神社。日本三大美人の湯の一つ・龍神温泉に位置する。龍神温泉は弘法大師空海が龍神に導かれて発見したと言われている。
長禄二年(1458年)この地の豪族龍神正直氏(龍神氏10代)が勧請し、文明年間(1469~1486年)に龍神正氏(龍神氏11代)が社殿を造営。大正13年(1924年)に大改築が行われた社殿は春日造りで貴重な文化財である。
祀られている天児屋根命は春日権現とも呼ばれる言霊の神で、天照大神が岩戸に隠れた際、岩戸の前で祝詞を唱えて、天照大神が岩戸を少し開いたときに鏡を差しだしたことで知られる。
毎年11月3日には皆瀬神社祭典が行われ、護摩壇山の冷気をふるわす大太鼓が打ち鳴らされる。
和歌山県田辺市龍神村龍神