飛瀧神社(ひろうじんじゃ)は和歌山県那智勝浦町那智山にある神社である。御祭神は大己貴神。
熊野那智大社の別宮であり、那智滝自体が御神体であり、本殿は存在しない。拝殿もなく、直接滝を拝むこととなる。滝の飛沫に触れることによって、延命長寿の霊験があるという伝説がある。花山法皇が千日籠りのときに、九穴の貝を滝壷に沈めたことがもとで霊水となったと言い伝えられている。神杯でそのお水を飲むようになっている。
青岸渡寺から飛瀧神社に至る間にある「伏し拝み」は、那智滝の遥拝所とされてきた場所。
毎年7月14日に那智の火祭りが開かれる。また毎年7月9日と12月27日に御滝注連縄張替行事が行われる。