田殿丹生神社(たどのにうじんじゃ)は和歌山県有田郡有田川町の神社。御祭神は丹生津比賣命(にうつひめのみこと)、大名草比古命(おおなくさひこのみこと)。
五世紀、應神天皇、神功皇后による創建と言われている。当初、現社地よりも南のほうにあり、夏瀨の森の中にあったというが、平安時代に洪水があり、夏瀨の森はその北部一角だけとなり、当社も白山山麓へ遷座となる。夏瀨神社の後方の楠の喬木は、足利義満公が金閣寺を建立する際に、天井の一枚板に使うために切り倒した切り株から生えた、ひこばえだと伝わる。
和歌山県有田郡有田川町出335