鍋倉渓(なべくらけい)は奈良県山辺郡山添村の神野山山腹にある渓谷。大小の黒色の岩々が幅平均25m、長さ約650mにわたり、まるで溶岩の流れのような景観を造りだしている。
神野山の巨石は星座(天の川・夏の大三角形)を地上に映したものではないかと考えられ、この鍋倉渓は「天の川」を表していると考えられている。他には天狗岩(わし座のアルタイル)、八畳岩(琴座のベガ)、王塚(白鳥座のデネブ)、北斗岩(北極星)、竜王岩(アンタレス)がある。
毎年8月上旬から中旬にかけてライトアップを行っており、光に照らされた神秘的な姿を楽しめる。また、その伏流水は「やまとの水」にも選ばれている。
奈良県山辺郡山添村大塩