藤岡家住宅は奈良県五條市にある江戸時代に建てられた商家。重要文化財。
住宅が建てられた江戸時代は薬種業や荒物商を営んでいたと伝えられ、江戸時代末頃からは蝋燭の製造、鬢付油(びんつけあぶら)や鉄漿(おはぐろ)をはじめとする小間物 類、近年は紙類を扱う商家として栄えていた。
藤岡長和氏(明治21年~昭和41年)はここで生まれ、警察署長や和歌山・佐賀・熊本などの知事などを歴任。俳号を「玉骨」といい、与謝野鉄幹・晶子・森鴎外・石川啄木・阿波野青畝など多くの文人と交流のあるホトトギス派の俳人でもあった。
長和氏が使用していた文机が残っており、引き出しには与謝野晶子の手紙が入っていたという。この机がパワースポットだという。
奈良県五條市近内町526