宝国寺(寳國寺)は奈良県御所市の真言宗寺院。山号は葛成山。「室むろ大師・身替みがわり大師」と呼ばれる。本尊は弘法大師(空海像)。元は「法谷寺」と記していた。
寺伝によると、空海が役行者の行跡を訪ねて御所に来て、ここに草庵を結び、本尊「阿弥陀如来」を安置したことに始まる
境内には「瓦岩」がある。その昔、宝国寺に瓦を寄進しようとした人がいたが、本尊に対して違約のことがあり、まだ生乾きであった瓦が一夜にして岩石になったという。ガン封じに霊験あらたかといわれ、患部をさすった手でこの瓦岩を撫でれば、諸病、特にガン封じのご利益が授かると言い伝えられる。
奈良県御所市室