八雲神社(やぐもじんじゃ)は神奈川県鎌倉市山ノ内の神社。
鎌倉時代、疫病が流行した際に、村人が祇園八坂社の神霊を勧請したと伝えられる。また、一説には、室町時代に関東管領上杉憲房が武運長久を祈願し勧請したとも伝えられる。「午頭天王」と称された。
本殿横の岩山に、十王堂跡から移された「晴明石」がある。陰陽師・安倍晴明が祈りを込めたものといわれる。地中に埋もれた状態にある。この石を故意に踏めば足が悪くなり、知らずに踏めば丈夫になるともいわれている。
境内の「寛文5年銘」の庚申塔は、鎌倉最大にして最古のもの。
なお、鎌倉市内には4社(大町、西御門、山ノ内、常盤)の八雲神社がある。
神奈川県鎌倉市山ノ内585