大黒寺(だいこくじ)は、京都府京都市伏見区鷹匠町にある、真言宗東寺派の寺院である。通称は薩摩寺(さつまでら)。
初めは真言宗の寺で、「長福寺」であった。
元和元年(1615年)、薩摩藩主島津義弘の守り本尊「出生大黒天」に因み、薩摩藩の祈祷所として、大黒天を本尊に寺名を改名した。
本尊の出世大黒天は秘仏で、弘法大師空海の作と言われ、甲子の年に開帳される。毎月1日にお水が、15日には護摩が焚かれる。
境内に湧く「金運清水」は、2001年(平成13)に新しく掘られた井戸水だが、出世大黒天に供えられる霊験あらたかな水とされ、金運良好、資産増加、厨房守護、子孫繁栄などのご利益があるといわれている。
西郷隆盛、大久保利通の会談の部屋、ゆかりの書や歌、肖像なども保存されている。
京都府京都市伏見区鷹匠町4