永福寺(えいふくじ)は、京都府京都市中京区にある浄土宗西山深草派の寺院で、通称蛸薬師堂(たこやくしどう)と呼ばれる。山号は浄瑠璃山。本尊は蛸薬師如来。
養和元年(1181年)室町の林秀が、比叡山の御本尊薬師如来の夢告により与えられた伝教大師が彫られた石仏の薬師如来をおまつりした六間四面の堂を作り、永福寺と名付けられたのが始まり。善光という僧が、戒めに背き、病気の母親に好物のタコを買う孝行譚に由来し、本尊薬師如来は蛸薬師の名で知られる。
病気平癒の御祈祷で有名で、毎月8日午前10時より午後2時まで大般若会が勤修され、ガン封じや心身の病気平癒、諸願成就を祈願する人々の参拝が多い。
「弁天さま御神水」「薬師の泉」と呼ばれる御神水があり、昔、病いに苦しむ人々が、この龍神水で体や家のまわりを清めると、不思議なことにたちまち病が消えうせたといわれている。
京都府京都市中京区東側町503