深泥池(みどろがいけ、みぞろがいけ)は、京都市北区上賀茂深泥池町および狭間町にある池および湿地である。深泥ケ池とも記す。
周囲は約1540m、面積は約9.2haで、池の中央に浮島が存在する。およそ1万年前までに、池の南西部にできた開析谷(かいせきこく)の出口が、鴨川(賀茂川)の扇状地堆積物(砕屑物)によって塞き止められ、自然堤防の原型が造り上がって、深泥池の形状を保ってきたと考えられている。
室町時代の説経節『小栗判官』に大蛇が棲むという話がある。かつて近くに不治の病とされた結核の患者を隔離する病院が存在し、自殺した者がいたとされる為か、様々な怪談が伝承されている。タクシー乗客の女性が突然消えた事件が新聞で取り上げられた事もある。
京都府京都市北区上賀茂深泥池町