昇仙峡(しょうせんきょう)は、山梨県甲府市、甲府盆地北側、富士川の支流、荒川上流に位置する渓谷である。1923年(大正12年)に国指定名勝に指定され、さらに1953年(昭和28年)に特別名勝に格上げされている。正式名称は御嶽昇仙峡(みたけしょうせんきょう)であるが、一般には御岳昇仙峡と新字体で書かれる事が多い。秩父多摩甲斐国立公園に属し、同公園を代表する景勝地として知られる。長潭橋(ながとろばし)から仙娥滝までの全長約5キロメートルに亘る渓谷は、川が花崗岩を深く侵食したことにより形成された。渓谷内には、奇岩が至る所に見られる。日本二十五勝、平成の名水百選等に選定されている。
トーフ岩、らくだ岩、猫岩、人面岩、登竜岩、羅漢寺、石門(花崗岩の巨石で出来た天然アーチ)、覚円峰(昇仙峡のシンボル、水面からほぼ垂直に屹立する高さ約180mの巨岩)、天狗岩、仙娥滝(日本の滝百選)などの景勝地がある。
山梨県甲府市高成町
風 成長、拡大、自由を表します