南禅寺(なんぜんじ)は、京都市左京区南禅寺福地町にある、臨済宗南禅寺派大本山の寺院である。山号は瑞龍山、寺号は詳しくは太平興国南禅禅寺(たいへいこうこくなんぜんぜんじ)である。
本尊は釈迦如来、開基(創立者)は亀山法皇、開山(初代住職)は無関普門(大明国師)。
日本最初の勅願禅寺であり、京都五山および鎌倉五山の上におかれる別格扱いの寺院で、日本の全ての禅寺のなかで最も高い格式をもつ。
石川五右衛門の台詞で知られる三門からの絶景、大方丈と小方丈など見どころも多い。
枯山水形式の代表作で江戸初期に活躍をした小堀遠州の作と伝えられる方丈庭園は、石を親と子の虎に見立て、虎の親子が川を渡っていく様子をあらわしていることから「虎の子渡し」と呼ばれている。
琵琶湖の水を運ぶために作られたレンガ造りの水路閣(すいろかく)も見もの。
京都府京都市左京区南禅寺福地町86