上行寺は神奈川県鎌倉市にある日蓮宗の寺院。
日蓮上人の孫弟子にあたる日範上人が1313年に開山。本堂は、妙法寺(こけ寺)の法華堂を移築したといわれている。
癌(ガン)はもとより、皮膚病、出来物、すべての病にご利益があるとされる「瘡守稲荷(かさもりいなり)」と、「千手観音像」そして「身がわり鬼子母神」が祀られている。
また堂内には「薬王経石」という石が置かれていて、この石で患部をさすることでご利益があるという。
1860年(万延元年)、桜田門外で大老井伊直弼を襲撃した水戸浪士の広木松之助は、上行寺にかくまわれていたが、後にここで切腹した。現在では墓が残っている。
神奈川県鎌倉市大町2-8-18