安倍晴明神社(あべせいめいじんじゃ)は、大阪市阿倍野区にある阿倍王子神社の境外社(飛び地境内社・末社)。
安倍晴明誕生の地とされる。社伝によると、創建は1007年(寛弘4年)、代々晴明の子孫と称する保田家が社家として奉仕し、江戸時代には代々大坂城代が参拝にくるほど有力な神社であったが、幕末には衰微し、明治時代には小さな祠と下記にある石碑のみになってしまったという。しかし明治時代末期になると復興計画が持ち出され、1921年(大正10年)には安倍王子神社の末社として認可された。社家の子孫である保田家より旧社地の寄進を受け、1925年(大正14年)現在の社殿が竣工した。拝殿は三間社入母屋造で本殿は流造である。
安産祈願の「鎮石(孕み石)」、「安倍晴明公産湯の井」、「葛之葉霊狐の飛来像」、「安倍晴明誕生地の石碑」などがある。戦時中には神社内に焼夷弾が落ちるも爆発せず、本殿は被災をまぬがれた。この為、地元では「晴明さんが守って下さった」と評判になり、以来災難除けの神様としても信仰を集めている。
大阪府大阪市阿倍野区阿倍野元町5-16