東平安名岬(ひがしへんなざき)は、沖縄県宮古島市城辺字保良に位置し、太平洋及び東シナ海に面する岬。宮古島の南東端で、同島を代表する観光地。東平安名崎とも書く。
主に沖縄方言で東のことを「あがり(太陽が上がる)」と呼ぶことから、「あがりへんなざき」とも読む。また、宮古方言では「あがりぴゃうなざき」と呼ばれている。
隆起サンゴ礁の石灰岩から成る。半島上は平坦だが海岸は断崖で、強風が吹き寄せており、テンノウメやイソマツを中心とした風衝地特有の植物群落が成り立っている。「東平安名崎の隆起珊瑚礁海岸風衝植物群落」として沖縄県指定天然記念物に指定されている。また、5月にはテッポウユリが岬一帯で咲き乱れ、観光名物となっている。
灯台の近くに、妻子ある男との恋に破れこの岬から身を投げたという伝説で知られる絶世の美女マムヤの墓がある。
沖縄県宮古島市城辺字保良