建仁寺(けんにんじ)は、京都府京都市東山区にある臨済宗建仁寺派大本山の寺院。山号を東山(とうざん)と号する。
本尊は釈迦如来、開基(創立者)は源頼家、開山は栄西である。
京都五山の第3位に列せられている。俵屋宗達の「風神雷神図」、海北友松の襖絵などの文化財を豊富に伝える。山内の塔頭としては、桃山時代の池泉回遊式庭園で有名であり、貴重な古籍や、漢籍・朝鮮本などの文化財も多数所蔵していることで知られる両足院などが見られる。また、豊臣秀吉を祀る高台寺や、「八坂の塔」のある法観寺は建仁寺の末寺である。寺号は「けんにんじ」と読むが、地元では「けんねんさん」の名で親しまれている。なお、しばしば日本最初の禅寺と言われるが、これは間違いで博多の聖福寺が最初の禅寺である。
塔頭の一つ禅居庵(ぜんきょあん)がパワースポットと言われる。
禅居庵は、建仁寺第23世・清拙正澄(せいせつしょうちょう、大鑑禅師)が晩年退隠された塔頭。摩利支天堂(まりしてんどう)とも呼ばれている。鎌倉時代の1326年、清拙正澄は鎌倉幕府第14代執権・北条高時の招きにより中国より日本へ渡った。その際に、自ら刻んだ摩利支天像を袈裟に包み持参したという。元弘年中に小笠原貞宗により堂宇が建てられ、創建された。
本尊は聖観音を安置する。摩利支天堂に開運と勝利の神、摩利支天を祀る。開運勝利の信仰がある。亥年生まれの守護神として知られる。
京都府京都市東山区小松町584
水 流体、無定形の物、流動的な性質、変化に対して適応する性質です