建長寺(けんちょうじ)は、神奈川県鎌倉市山ノ内にある禅宗の寺院で、臨済宗建長寺派の大本山である。山号を巨福山(こふくさん)と称し、寺号は詳しくは建長興国禅寺(けんちょうこうこくぜんじ)という。
鎌倉時代の建長5年(1253年)の創建で、本尊は地蔵菩薩、開基(創立者)は鎌倉幕府第5代執権北条時頼、開山(初代住職)は南宋の禅僧蘭渓道隆で、第二世は同じく南宋の兀庵普寧である。鎌倉五山の第一位。境内は「建長寺境内」として国の史跡に指定されている。
建長寺の境内最奥部の長い階段を登り切ると、建長寺の鎮守とも称される半僧坊(はんそうぼう)がある。
至徳元年(1384)奥山方広寺に入山した無文禅師が山中で老翁に出会い、弟子にとった。老翁はよく仕え、禅師が没した後に姿を消した。その後奇怪なことが続いたため、方広寺では京都の仏師に老翁の像を作らせることにした。すると仏師の夢に、身長一丈あまり(約3m)の半俗半僧で面相はあくまで赤く、鼻は高く髪を乱し、白衣に身を包み、金色の袈裟を肩に杖をたずさえている老翁の姿が現れた。夢から覚めた仏師は、この老翁こそ無文禅師が出会った老翁に違いないとし、夢の中に現れた老翁の姿を像に刻んだ。像は方広寺のご神体として祀られた。
建長寺の半僧坊は明治23(1890)年に祀られたもので、山肌に12体の天狗の像が並ぶ。この天狗がパワースポットと言われ、天狗と共に鎌倉の市街を見下ろすと良いという。
神奈川県鎌倉市山ノ内8
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