六道珍皇寺(ろくどうちんのうじ、ろくどうちんこうじ)は、京都市東山区にある臨済宗建仁寺派の寺院。山号は大椿山。本尊は薬師如来。8月7-10日の六道詣り、小野篁が冥界に通ったと伝わる井戸(寺宝展等の特別公開時を除き非公開)で知られる。通称六道さん。この付近が「六道の辻」であるとされる。
小野篁(おの の たかむら)は、平安時代前期の官人、学者、歌人。篁は夜ごと井戸を通って地獄に降り、閻魔大王のもとで裁判の補佐をしていたという。この井戸は、六道珍皇寺(死の六道)の他、京都嵯峨の福生寺(生の六道)にあったとされるが、福生寺は明治期に廃寺となっている。
また六道珍皇寺の閻魔堂には、篁作と言われる閻魔大王と篁の木像が並んで安置されている。
京都府京都市東山区小松町595