三峯神社(みつみねじんじゃ)は、埼玉県秩父市三峰にある神社である。秩父神社、宝登山神社と並ぶ秩父三社の一つ。山犬信仰(三峯講)で知られる。
社伝によれば、景行天皇の時代、日本武尊の東征の際、碓氷峠に向かう途中に現在の三峯神社のある山に登り、伊弉諾尊・伊弉册尊の国造りを偲んで創建したという。
三峰信仰の中心をなしているものに、御眷属(山犬)信仰がある。享保12年9月13日の夜、日光法印が山上の庵室に静座していると、山中どことも知れず狼が群がり来て境内に充ちた。法印は、これを神託と感じて、猪鹿・火盗除けとして山犬の神札を貸し出したところ、霊験があったとされる。
各地に残る年占の1つ「筒粥神事」が行われる。1月15日に一室に籠もった神職により、宵から15日の暁にかけて行事が行われる。これは、神饌所で炊かれた小豆粥に、36本の葦の筒を漬け、この筒の中に入った粥の量により36種の作物の今年の作柄を占うもので、その結果は印刷され、春先に参拝する信者に分けられる。
2月3日の節分追儺祭の神事は「ごもっともさま」とも呼ばれる。豆を「福は内、鬼は外」と唱えた後、後に控えた添人が大声で「ごもっともさま」と唱和し、1メートル余りの棒の先に注連縄を巻き、根元に蜜柑2個を麻縄でくくりつけた陰茎を象った大きな棒を突き出す。五穀豊穣・大漁満足・夫婦円満・開運長寿の願いが込められ、子授けに奇瑞があると言われている。
雲取山・白岩山・妙法ヶ岳の三峰は、富士山から東京へと流れる強い龍脈上にあり、三峯神社はその山々の気が流れ込む龍穴スポットだという。風の属性のパワースポットとしても注目される。
また近年は「敷石の龍神」が話題になっている。拝殿前の石畳に水をかけると紅い龍神が浮き出てくるもので、辰年の2012年に突如として浮き上がったものだという。
埼玉県秩父市三峰298-1
風 成長、拡大、自由を表します
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