久米島(くめじま)は、沖縄本島から西に約100km、沖縄諸島に属する島で、最も西に位置する島である。人口は1万人弱で、行政上は島全域が久米島町に含まれる。面積は59.11km²で、沖縄県内では、沖縄本島、西表島、石垣島、宮古島に次いで5番目に大きな島である。
火成岩からなる島で全体に山がちではあるが、東海上には「ハテの浜」と呼ばれる全長5km以上ものサンゴ洲島 (coral sand cay) が連なっている。
パワースポットとしては、大きな割れ目のある岩「ミーフガー」がある。女性が拝むと子宝に恵まれるとの言い伝えがある。
「太陽石」は、比屋定集落の東にある巨石。農作業の時期を知るために日の出の位置を線で刻んだといわれている。
島の東にある奥武島の海岸に「畳石」がある。五角形や六角形に区切られた火山岩(安山岩)が整然と並ぶ柱状節理。岩の直径は1mにも達し柱状節理の直径としては極めて大きい。
島西部に「ヤジヤーガマ」と呼ばれる鍾乳洞がある。全長800メートルにも及ぶ規模である。明治時代まで風葬に使われていたという説があり、洞窟内には今でも骨壷(厨子甕)や人骨が見られる。
島西部に「おばけ坂」と呼ばれる短い坂がある。下り坂だが途中から上り坂に見えるため、物を転がすと上り坂を上っていくように見える。
久間地集落にある樹齢約250年のリュウキュウマツ「五枝の松」は、国の天然記念物。日本国内でも1本の松がこれだけ枝を広げた姿は珍しい。
宇根集落の喜久村家の庭に、樹齢250年以上といわれる2株の大ソテツ「宇根の大ソテツ」がある。
沖縄県島尻郡久米島町