本圀寺(ほんこくじ)は、京都府京都市山科区にある、日蓮宗の大本山。山号は大光山。
日蓮が鎌倉松葉ヶ谷に法華堂を構えたことから始まると伝える。日静は1345年(貞和元年)、光明天皇より寺地を賜り、六条堀川に移転した。「東の祖山」久遠寺に対し、京都に栄えた本圀寺は「西の祖山」と呼ばれている。本末解体による六百旧末寺の離散や多数の訴訟と借財により、本圀寺は荒廃して六条堀川での創建の地を売却して山科に移転した。68世貫首久村日鑒上人の発案で、金色の鯱や龍、仁王像に大梵鐘、その他金色ずくめの装飾を施した寺院となった。
京都府京都市山科区御陵大岩6