満徳寺(まんとくじ)は、群馬県太田市(旧新田郡尾島町)にある時宗の寺院。山号は徳川山。本尊は阿弥陀如来。鎌倉の東慶寺とともに縁切寺として知られる。
江戸幕府を開いた徳川氏の祖とされる世良田義季の開基により創建されたと伝えられる。そのことから徳川氏の帰依を得、2代将軍徳川秀忠の娘千姫が豊臣秀頼と別れた後、縁切のためこの寺に入りその後本多忠刻に再嫁したという。
「縁切・縁結厠」という白と黒の便器による厠がある。白が縁切り用、黒が縁結び用の便器で、「白黒をはっきりさせる」意味があるという。
また「縁切札」「縁結札」にお願いを書き、これを流すことで祈願することもできる。
群馬県太田市徳川町385-1