パワースポット 継桜王子(野中の一方杉)

継桜王子(つぎざくらおうじ、次桜王子・続桜王子)は和歌山県田辺市中辺路町にある神社。

社地を囲む鎮守の森の巨木群があり、集落の名をとって野中の一方杉(のなかのいっぽうすぎ)と呼ばれる。これら巨木のなかには樹齢800年以上ともいわれ、直径が2~3mを越えるものも9本を数える。日照や地形の関係のため、どの木もみな一様に南東方向の那智山の方角にのみ枝を伸ばしていることから一方杉の名がついている。南方熊楠が神社林の伐採を阻止したという。

継桜には秀衡桜ともよばれ、藤原秀衡にちなむ次のような伝説が伝えられている。奥州藤原氏の藤原秀衡が熊野に詣でた際、山中で夫人が産気づき男児を出産した。乳児を連れて参詣を続けるわけには行かず、熊野権現の夢のお告げを頼りに立願し、滝尻王子の裏手にある窟に赤子を残して参詣の旅を続けた。しかし、野中のあたりに差し掛かったとき、やはり我が子のことが気になり、それまでついてきた桜の枝の杖を地面に突き刺し、置いてきた赤子が無事ならこの桜も育つだろう、それが叶わなければこの桜も枯れるだろうと祈り、旅を続けた。帰路、ふたたび野中に着くと桜は育っており、喜んだ夫妻は道を急いだ。赤子は山の狼たちに護られて無事に育っていた。この子が後の和泉三朗忠衡である。

継桜王子の前の崖下に湧き水があり、野中の清水と呼ばれている。日本名水百選のひとつに選定されており、現在も簡易水道の水源として、地元の人たちの貴重な飲料水・生活用水として使われている。

パワースポット 継桜王子(野中の一方杉) 住所

和歌山県田辺市中辺路町

パワースポット 継桜王子(野中の一方杉) 種類

神社・神道施設

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この王子社には、とても大きな古木が多く、熊野古道の中でも一番のパワースポットなのだそうです。 まずは、全ての枝が同じ方向を向いている一方杉。 そこから少し上ったところには雷に打たれて木の内側のほとんどが空洞になっているのに今でも枯れ

終のすみかとした南紀はゆかりの場が多く残り、近年はパワースポットとしても脚光をあびています。代表的な場所を紹介しましょう。地元の田辺市で 今ではパワースポットに。県天然記念物。JR紀伊田辺駅から龍神バス「野中の清水」下車。