川越八幡宮(かわごえはちまんぐう)は、埼玉県川越市南通町の市街地に鎮座する八幡宮である。境内に今上天皇御生誕を記念して昭和8年(1933年)に境内に植樹された夫婦銀杏の神木があり、良縁、夫婦円満に御利益があると言われている。また境内社に民部稲荷神社(相撲稲荷)を持ち、足腰を強くするという御利益で、箱根駅伝出場選手などに人気である。川越八幡宮には、次のような狐の伝説が残っている。侍に化けて、八王子に住みついていた老狐がいた。この老狐は、民部と名乗り、話し相手欲しさに寺の小僧と仲良くなっていた。しかしそのことが和尚に知れ、不審に思った和尚が寺に招いて宴を催した。民部狐は家来を連れて宴に臨んだが、和尚と意気投合し、家来と小僧とで相撲を取らせて楽しんだ。翌朝、寺の境内に狐の毛が散らばっていたことから、正体を悟られてしまう。和尚が昨夜の礼に伺うと、民部狐は正体を悟られたことを知り、川越の山中に身を隠すことを告げ、打ち身手当ての術を教えて去って行った。
埼玉県川越市南通町19-3
火 力強さ、情熱、何かをするための動機づけ、欲求などを表します
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