出世稲荷神社(しゅっせいなりじんじゃ)は、京都市上京区にある神社である。宇迦之御魂命(稲荷神)を祭神とする。
元は豊臣秀吉の聚楽第の邸内社として創建されたものである。豊臣秀吉は幼いころから稲荷神を信仰しており、天正15年(1587年)に造営した聚楽第にも稲荷神を勧請した。翌年、後陽成天皇が聚楽第に行幸し、稲荷社に参拝したときに、立身出世を遂げた秀吉に因んで「出世稲荷」の号を授けた。以来、出世開運の神として大名・公家の崇敬を受けた。聚楽第取り壊しの後も元の場所に鎮座していたが、寛文3年(1663年)に現在地に遷座した。
京都府京都市上京区千本通二条下る聚楽町851
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