越ヶ谷久伊豆神社(こしがやひさいずじんじゃ)は、越谷市越ヶ谷にある神社である。越谷の総鎮守とされている。宮内庁越谷鴨場と共に市の「環境保全地域」に指定されている。
創建は鎌倉時代とされている。神紋は立葵である。これは、近くに徳川将軍家が鷹狩などを行う越ヶ谷御殿があったことから、葵紋の使用が特別に許可されたものとされている。
境内には、国学者・平田篤胤の仮寓跡とされる松声庵がある。境内の藤は県指定の天然記念物となっている。
また、本殿の裏手には第二次世界大戦中、パラオ共和国コロール島に建立され日本人入植者などの信仰を集めた「南洋神社」をしのぶ「旧官幣大社南洋神社鎮座跡地遥拝殿」が建立されている。久伊豆神社の本宗である伊勢神宮の南洋における分社であったことと、土屋前知事が遺骨収集団団長としてパラオを訪問していて交流が深かったことから建立が決まった。2004年4月11日の竣工奉祝祭にはパラオのトミー・レメンゲサウ大統領も出席した。
埼玉県越谷市越ヶ谷1700
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