漲水御嶽(はりみずうたき、ぴゃるみずうたき)は、沖縄県宮古島市平良字西里にある御嶽。宮古島市平良(ひらら)地区の中心部にあり、宮古島創世の神話「人蛇婚伝説」が伝わる。
琉球王国建国以前から、信仰を集めている御嶽であり、数多くの神話と伝説の舞台でもある。天帝に命じられた、古意角(コイツノ)という神と姑依玉(コイタマ)という女神が、多くの神々を従え天下った場所だとされ、この創造神らが祀られている。
ガジュマルの大木茂る境内を囲む石垣は1500年頃、仲宗根豊見親(なかそねとぅいみや)が築いたもの。御嶽の前から東の祥雲寺に向かって漲水(はりみず)石畳道の一部が残されている。仲宗根豊見親が八重山のオヤケアカハチとの戦いの戦勝を記念して造られた石畳である。
沖縄県宮古島市平良西里8