シルミチューの霊場(しるみちゅーのれいじょう)は、沖縄のうるま市の浜比嘉(はまひが)島にある伝説の遺跡。
浜比嘉島の南南東の比嘉集落の南端にある108階も続く石階段を登りきると、琉球開闢(かいびゃく)の祖神アマミチュー、シルミチューの居住跡があり、そこにある洞窟をシルミチュー霊場という。アマミチュー、シルミチューの居住した洞窟と伝えられている。洞窟内には鍾乳石である陰石があり、子宝の授かる霊石として崇拝されている。
シルミチューは、シディーン(生まれる)とチュ(人)の合成語。今でも、年頭拝みには比嘉のノロ(祝女)たちが浜辺から小石を1個拾い、洞穴内に安置された壺に入れて拝むという風習がある。
沖縄県うるま市勝連比嘉