内金城嶽(うちかなぐすくたき)は、沖縄県首里金城町の石畳道脇にある御嶽(うたき)。御嶽(うたき)は、守護神が祀られる場所や聖地を意味し、旧内金城村の拝殿(ふぇーでいん)の役割を担ったという内金城嶽は、12世紀頃に造られたという古い御嶽だ。石囲いの中には神聖とされる大木(アカギ)が茂り、その下に3個の石が立てられている。ガジュマルやクワズイモなどの植物がうっそうと生い茂る森の中に、樹齢200年から300年の大アカギ6本が立ち、東側に大嶽、西側に小嶽がある。「首里金城の大アカギ」とも呼ばれる巨木は、国の天然記念物にも指定されている。沖縄の行事「鬼餅(うにむーちー)」の由来となった鬼餅伝説が残されている。
沖縄県那覇市首里金城町