吉田神社(よしだじんじゃ)は、京都市左京区吉田神楽岡町の吉田山にある神社。健御賀豆智命・伊波比主命・天之子八根命・比売神の四神を祀る。節分祭で有名。貞観元年(859年)藤原山蔭卿が平安の鎮守神として藤原氏の氏神である奈良の春日社四神を勧請し創建された。ここ吉田には、古くから代々の社家、吉田家があった。朝廷に仕え陰陽寮にて占いのことを司る家柄で、吉田流神道の総家。「徒然草」で知られた吉田兼好も吉田家の一人である。
吉田神社は、「厄除け詣」の発祥の地とも言われ、2月2日~4日に行われる「節分祭」は、毎年50万人の参拝者が訪れる。2日の追儺式(鬼やらい)で、悪神を追い払う儀式が行われ、3日には無病息災をもたらすという火炉祭がある。境内に設置される直径5m、高さ5mもの巨大な八角柱型の火炉に、参拝者が持参した旧い神札がたくさん積み上げられ、焼き上げて浄化する。旧い神札だけでなく、用意されている人形に名前と数え年を書いて燃やしてもらう事で、体から全ての厄を消すことができるという。
京都府京都市左京区吉田神楽岡町30
開運 |