横濱媽祖廟(よこはままそびょう)は、海の安全を守る媽祖を祀る神として、横浜中華街内に2006年春に建てられた。日本では15世紀に沖縄・琉球王国で祀られたのが最初といわれ、日本全国に20ケ所余の媽祖を祀る神社仏閣が現存している。
昔、支那領事館や外国人居留地だった当地は、その後マンション建設へとなりそうだった土地を、地元中華街が買い取り媽祖廟を建てた。廟内は、きらびやかで洗練された中国寺院で、関帝廟にも劣らない気が流れている。
線香を焚いて神様に願い事を伝える。「天の神様の香炉 玉皇上帝」から順番に、「媽祖の香炉 天上聖母」、「臨水夫人 註生娘娘の香炉」、「文昌帝君 月下老人の香炉」、「土地の神様の香炉 福徳正神」の順に香炉へ線香を供えて参拝する。
神奈川県横浜市中区山下町136