車折神社(くるまざきじんじゃ)は、京都市右京区嵯峨にある神社である。社名は「車裂」「車前」とも書いた。
社名の「車折」については、ある人が牛車に乗ったまま社前を通った所、突然車が裂けてしまったためとも、後嵯峨天皇の大堰川遊幸の際、社前で突然車が前に進まなくなったので、不思議に思って社の者に問うた所、頼業公を祀ると答えがあったので、還御の後に「車折大明神」の神号と正一位の神階を贈ったためともいう。
境内社に天宇受売命(あまのうずめのみこと)を祀る芸能神社(げいのうじんじゃ)があり、芸能・芸術の分野で活動する人々より強い崇敬を受けている。天宇受売命は、天照大神が天岩戸に閉じこもった時、岩戸の前でにぎやかに踊って天照大神を誘い出したことで知られる芸能の祖神である。
独特な形の石柱が目を引く清めの社がある。参拝者は、この清めの社を参拝し心身を浄化してから、社務所受付にて祈念神石を授かり、本殿の前で祈念神石を手に持ち、心中で願い事を念じる。
また、御祭神の清原頼業(きよはらのよりなり)の名にちなみ、金の「より」がよく、商売が「なり」たつ、金運・商売繁盛のご利益があるともいわれる。
京都府京都市右京区嵯峨朝日町23
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