井の頭恩賜公園(いのかしらおんしこうえん)は、東京都武蔵野市と三鷹市にまたがる東京都の都立公園である。面積は約380,000平方メートル。1917年開園。「井の頭公園」と通称される。
石神井池・善福寺池と並び、武蔵野三大湧水池として知られる井の頭池を中心とする。井の頭池は北西方向の先が二つに分かれた細長い池の形をしており、東南方向からは井の頭池を源流としている神田川が流れている。
神田川に沿って公園がしばらく続いており、並んで走る京王井の頭線の井の頭公園駅がある。
公園内の「井の頭弁財天」が、パワースポットとして注目されている。井の頭弁財天は、関東源氏の祖・源経基が弁財天女像をここに安置し、その後、源頼朝が宮社を建立。新田義貞が戦勝祈願をしたという。
弁財天は元々水の神様で、井の頭弁財天も池の中に祀られたが、後に財宝を授ける女神としての信仰が強くなり、本堂の裏には銭洗いの場が設けられている。ざるにお金を入れて洗うと金運が上昇するという。
本堂には弁財天の他にも、七福神の大黒天と毘沙門天も祀られる。
井の頭公園には、「池のボートにカップルで乗ると分かれる」という都市伝説があるが、弁財天にお参りすると仲良くなる、と言われている。
また井の頭公園の奥には、徳川家康がお茶を立てるのに用いたという湧き水、通称「お茶の水」がパワースポットと言われている。
東京都武蔵野市