カンペチェ（Campeche）は、メキシコ湾岸にあるメキシコの都市で、カンペチェ州の州都である。スペイン植民地時代に築かれた城壁や要塞などの防衛施設群が評価され、ユネスコの世界遺産に登録されている。

先古典期後期から古典期にかけて繁栄したマヤ「中部地域」の大都市カラクムルの遺跡がある。1931年に発見され、30km²に及び、マヤ遺跡では最多の117基もの記念碑が確認されており、ティカルと並ぶ古典期最大級の「都市」である。