ヴァルカモニカの岩絵群は、イタリア北部のアルプスの山麓にある遺跡。
ヴァルカモニカ(Valcamonica、カモニカ渓谷)は、アルプスの山麓のオーリオ川沿いに約70kmに続いている渓谷である。この渓谷の岩に、約1万年前に彫られたと推定されているものから、ローマ帝国時代のアルファベットの彫られた岩まで約8000年間に渡る線刻画が残っている。
彫られている線刻画の数は約14万点におよぶ。テーマは、農耕、航海、戦争から紀元前1500年頃の集落の地図など多岐に渡り当時の生活を知る貴重な資料になっている。
イタリアで最初に世界遺産に登録された。
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