坂本八幡宮(坂本八幡神社)は福岡県太宰府市の神社。
元号「令和」の由来となった万葉集の序文に関わる大伴旅人の家があったと言われる。元号「令和」は大伴旅人邸で開かれた「梅花の宴」で詠まれた歌の序文が元になっている。
境内には「わが岡に さ男鹿来鳴く 初萩の 花嬬問ひに 来鳴くさ男鹿」の万葉歌碑がある。
応神天皇を御祭神とする。
「圓満山四王寺縁起」によれば「嵯峨天皇弘仁二年(811)辛卯二月勅宣にて四王院に釈迦仁の像を造立し有智山寺の沙門鳳詮法師行願具足の僧十一輩を移し開眼供養を遂げられ水田五十町を寄付し給ふ。鳳詮法師は坂本に住して善正寺と号す。又坂本坊と呼り」とされる。戦国時代に寺院が廃れ、後に寺の境内にあった社が再興されたという。
境内入り口南側に「がらんさま」と呼ばれる立石がある。
福岡県太宰府市坂本3丁目14