ワット・スタット(ワット・スタット・ テープワララーム)はタイのバンコクにある寺院。「サオチンチャー」と呼ばれる巨大な赤い鳥居で知られる。
1807年に首都をバンコクに遷都したラマ一世が、スコータイから高さ8mの大仏・シーサーカヤームニー仏を移すために建造を命じた。約40年後の1847年に完成。
当初はワット・マハースッターワートと名付けられたが、一般には大仏の寺院という意味でワット・プラヤイ、ワット・プラトーまた、寺の北にあるサオチンチャーにちなんでワット・サオチンチャーとも呼ばれた。その後ラーマ3世の時代に現在の名称、ワット・スタットテープワララームに改められた。この名称はヒンドゥー教の天国のインドラのすむ町を表す。
赤い鳥居は実は巨大なブランコで、昔は年に1度、お寺の司祭がこれを高くまでこぐという儀式が行われていたが、あまりに高い所までこいで司祭が転落する事故が相次いだため、1930年代に儀式はとりやめになり、今では鳥居だけが残っている。
ワット・スタットでは、寺院に葺く瓦を寄進することができる。瓦に願い事を書いて寄進すると、瓦を葺き替えする時にその瓦が使用される。
仕事運のパワースポットとしても知られている。
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