長福寿寺(ちょうふくじゅじ)は、千葉県長生郡長南町の天台宗の寺院。新上総国三十三観音霊場の第4番札所、上総国薬師如来霊場の第19番札所、山号は三途河頭極楽東門蓮華台上阿弥陀坊太平埜山本実成院。これは日本一長い勅号である。
寺伝によれば、798年(延暦17年)桓武天皇の勅願により、最澄(伝教大師)によって創建されたという。中世においては三大談義所(檀林)となり、西に比叡山、東に長福寿寺(当時は東叡山と称した)ありと称せられ、また、房総三国における天台宗の大本山として末寺308か寺を有し、各寺院を統理していた大寺院である。
御本尊は阿弥陀如来。福寿阿弥陀如来と称し、元氣力増大・人間関係良好のご利益が高いとされる。
人形供養で知られ、人形供養堂には「人形抱き観音」が祀られている。
また、学問の守護神である「大貳権現」を祀ることから受験合格や資格試験合格の祈願にも多くの人びとが訪れる。
近年は「幸せを呼ぶ吉ゾウくん」が金運パワースポットとして人気を集めている。「吉ゾウくん」430年前から伝わる日本一大きな御影石の象だという。
10万本の紅花や、日本では育ちにくい本物の「インド菩提樹」、千葉県下最大級のスモークツリーも人気。また、精進料理も提供されている。
千葉県長生郡長南町長南975-2