北青山善光寺-信州善光寺別院『南命山 善光寺』
南命山善光寺は善光寺は東京都港区北青山の浄土宗寺院。信州善光寺の別院である。東京メトロ・表参道駅から青山通り沿いに北へ歩いて数分のところに位置する。
永禄元年(1558)谷中に創建。火事で焼失したため、宝永2年(1705)光蓮社心誉知善上人明観大和尚の代に当地へ移転。江戸時代には信州善光寺本願上人の東京宿院であったといいう。
長野の善光寺と同じく「戒壇巡り」を体験できる。事前に申し込みが必要。
御本尊は信州善光寺の本尊を模した阿弥陀三尊像。現存する日本最古の仏像とも言われ、鎌倉時代以降秘仏とされているため見ることはできないが、代わりに本尊の忠実な写しとされる「三尊像」が6年に1回の開帳が行われる。
幕府の政策を批判した幕末の蘭学者・高野長英が善光寺付近の隠れ家で捕まりそうになり自害した所以があり、善光寺境内には勝海舟の撰文による顕彰碑が設けられている。
また、人力車発明記念碑がある。
東京都港区北青山3丁目5-17