バリンジャー・クレーター(Barringer Crater)はアメリカ合衆国アリゾナ州フラッグスタッフの東約55キロメートルに広がる衝突クレーター。
「バリンジャー隕石孔」「バリンガー・クレーター」「バリンガー隕石孔」とも表記され、「アリゾナ大隕石孔」、「メテオ・クレーター」「メテオール・クレーター」「ミーティア・クレーター」などといった別名でも呼ばれている。
今から約5万年前に地球に衝突した鉄金属隕石によって形成されたクレーターで、直径約1.2 - 1.5キロメートル、深さ約170メートルである。
周辺からは30トンもの隕鉄の破片が発見されている。衝突地点ではあらゆる物質が融解・気化し、高温高圧によって炭素からダイヤモンドが生成された。
アメリカ西部への入植者により発見された当初は火山の火口だと思われていたが、1903年に鉱山技師のダニエル・モロー・バリンジャーが巨大な鉄金属隕石の衝突によって形成されたクレーターであると指摘した。
アメリカ合衆国アリゾナ州フラッグスタッフ